ナガイモが旬に 管内で出荷ピーク

JA松本ハイランド
ナガイモを掘り取る中村副専門部長
ナガイモを掘り取る中村副専門部長

JA松本ハイランド管内でナガイモの出荷が最盛期を迎えている。10月29日から管内の生産者が一斉に掘り取りを開始した。
11月9日、同JA管内の東筑摩郡山形村でナガイモを栽培している、ナガイモ専門部の中村宏副専門部長が、ナガイモの掘り取り作業を行った。傷をつけないよう1本1本慎重に収穫作業をすすめている。
中村副専門部長は「今年は、降雨が少ないことから土が固くしまっていて、掘り取り作業に苦労している。おいしいナガイモを頑張って掘るので多くの皆さんに味わってほしい。とろろごはんはもちろん、皮にも栄養があるので、むいた皮をカラッと揚げてスナック菓子のようにして食べていただきたい」と話した。
同JAでは今年度、生産者173人が47haを栽培。目標出荷量は秋掘り12万5000ケース(1ケース10kg)、来春掘り5万5000ケースの18万ケースを計画している。主に長野県内を中心に出荷し、同JAの農産物直売所や地元量販店などで販売する。
秋掘りの最盛期は11月中下旬で、雪の降り始める12月下旬まで掘り取りを行う。肥沃で水はけのよい火山灰土壌で栽培されている管内のナガイモは、粘りとコク、うま味の三拍子が揃っていることが特徴。年末の贈答品として多くの方から人気を集めている。

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