第44回花き品評会ストック部門 県知事に矢口博茂さん(堀金)

JAあづみ
花の咲き具合などを審査する審査員ら
花の咲き具合などを審査する審査員ら

JAあづみ花き専門委員会は10日、安曇野スイス村サンモリッツ(安曇野市豊科)で第44回花き品評会ストック部門審査会を開いた。
品評会には管内生産者が54点のストックを出品。花き専門家4人が入賞作3点を選出し、最優秀賞の長野県知事賞には矢口博茂さん(堀金)が輝いた。
同品評会は管内の花き園芸事業総合的発展振興のため、生産物を一堂に展示し、商品性の追求と栽培技術の向上を目指し、優良栽培農家を表彰している。受賞者は2024年3月開催予定の23年度花き専門委員会総会で表彰する。
審査は県農業技術課、松本農業農村支援センター、全農長野、同会役員の4人が草姿や形状、病害虫による傷害の有無など適切に栽培管理されているか厳正に審査した。
JA営農経済事業部農産課によると、夏場の猛暑や残暑の影響により、高温障害や病気も多く発生した。高温により花芽分化が遅れた事で開花がしていない圃場も多く出品数は例年より減少したものの、作品の品質は高く生産者の技術が光る品評会だという。
松本農業農村支援センター技術経営普及課の小田中一彦担当係長は「花の咲き具合、詰まり方、葉の健全さなど申し分ない。難しい気象環境のなか、適切に管理されていて素晴らしい。生産者の努力と技が光っていた」と講評した。
11日には、同会場で品評会に出品された作品の一般公開が行われ、管内で栽培されている優良な切り花の数々を披露した。

入賞者は次の通り。かっこ内は地区名。(敬称略)
▽優秀賞=西澤清(穂高)▽金賞=角田朝寿(有明)

MENU