秋の一大イベント大生活祭 25年ぶりに安曇野スイス村一帯で

JAあづみ
多くの来場者で賑わった第52回大生活祭(安曇野市豊科南穂高)
多くの来場者で賑わった第52回大生活祭(安曇野市豊科南穂高)

JAあづみは11月10日~12日の3日間、安曇野市豊科南穂高の安曇野スイス村一体で「第52回大生活祭」を開催した。
旬の農産物や農機具、農業資材、電化製品、生活用品などを特価で販売したほか、キャラクターショーや書道パフォーマンス、牛乳の早飲み競争などのイベントも実施。多彩な催しに多くの来場者で賑わった。
1972年から続く秋の一大イベントで同会場での開催は25年ぶり。同JAが国消国産の理解醸成と食や農の重要性を再認識してもらおうと安曇野スイス村ハイジの里を核に10月から実施している「~創立60周年記念企画~みんなで国消国産!秋の大収穫祭 直売所へ行こうキャンペーン」の一環としても位置付けている。
千國茂組合長は「組合員に感謝を伝えるのはもちろん、国消国産の大切さも伝えていきたい」と述べた。
会場には取引先や各メーカーなど約60のブースが並び、初日は贈答用リンゴや鮮魚、広島県産「大長みかん」の販売コーナー、農業資材見本市に買い物客が集中していた。ハイジの里では贈答・家庭用リンゴのほか、大根やセルリーなどの秋野菜を中心に販売。店内入口のセンターキッチンでは約50キロのクロマグロ解体ショーも行い大盛況だった。
11日に行われた、長野県立松本蟻ケ崎高校書道部による書道パフォーマンスでは「地産地消」をテーマに部員約20人が息の合ったダンスパフォーマンスと見事な筆さばきを披露した。
同市豊科から家族8人で訪れた来場者は「農業もひと段落してお祭り気分を味わえた。家族で出かけるきっかけになり毎年の楽しみの一つになっている」と嬉しそうに話した。
来場者数の目安となる記念品の引換数は前年対比6.1%減の8172人、売上は3日間で同比15.6%減の1億2981万円となった。

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