花き反省検討会 次年度に向けて意思統一

JA信州諏訪
花き反省検討会であいさつする清水委員長(長野県富士見町で)
花き反省検討会であいさつする清水委員長(長野県富士見町で)

JA信州諏訪花き専門委員会は11月1日、富士見町の富士見高原スキー場で花き反省検討会を開いた。2023年9月末時点の販売金額が15億9,555万円(前年同月対比100.6%)で前年度を上回ったこと、店頭での拡販フェアや取引市場での品種展示などの取組みを報告。次年度に向けて意思を統一した。
生産者、委員、市場や輸送の担当者、諏訪農業農村支援センターやJA全農長野の職員、JA役職員ら161人出席した。
23年度の生産販売事業で、JAは全農長野と連携し、仲卸やスーパー、小売店での花き拡販フェア「JA信州諏訪フェア」や、取引市場での出荷最盛期の品種展示を行った。またJA産花きPRイベント「JA信州諏訪花まつり」の初開催、地元小学校での花育など消費宣伝活動に力を入れた。
多くの品目が夏場の高温で生育が前進し、盆、彼岸の需要期以降は市場流通量が減少し、高単価で推移。販売単価(9月末時点)は1ケース平均6246円(前年同月対比102.5%)だった。販売数量(同)は25万5,445ケース(同98.2%)。天候不順、高齢化による生産者数の減少などが影響した。
清水祐輔委員長は「再生産価格の確保が課題となるなか、初めてJA信州諏訪花まつりを開き、信州諏訪の花を広く知ってもらう機会を作れた1年だった。更なる花き生産発展に向け、有意義な時間にして次年度につなげたい」と話した。
JAの小平淳組合長は、あいさつで「猛暑で生育不要が心配されたが、生産者の皆さんの日ごろの栽培管理・努力のおかげで昨年を上回る販売金額を達成できた。引き続き有利販売に向け、関係各位の協力をお願いしたい」と述べた。
分科会では市場関係者と、生産販売経過や課題を話し合った。

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