SGSの製造が最盛期

JA佐久浅間
破砕もみに乳酸菌入りの水を加えるSGSの製造作業
破砕もみに乳酸菌入りの水を加えるSGSの製造作業

JA佐久浅間で、水稲のもみを飼料化する稲子実発酵飼料(ソフトグレインサイレージ=SGS)の製造が最盛期を迎えている。JAでは2015年からSGSの生産を開始。耕畜連携による自給飼料の安定供給に向けた取り組みを強化し、2023年度は約20トンの生産を目指す。
稲SGSは収穫したもみを粉砕して、乳酸菌を加え、約3カ月をかけ発酵させた飼料。稲作と畜産の農家が連携することで、水田活用と飼料自給率向上が期待できる他、原料が地元産で信頼できる点が好評だ。
作業は10月下旬から始まり11月中旬まで続く。養鶏会社など2戸に年間を通して提供する。
JAは、茎葉も含めて使う稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ=WCS)と合わせて取り組みを強化し、耕畜連携による飼料の安定生産を進める方針だ。

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