ユーカリの出荷始まる

JAグリーン長野
結束のコツを伝授
結束のコツを伝授

JAグリーン長野花き部会花木専門部の「ユーカリ」が11月中旬、本格出荷を迎える。ユーカリは同部会の生産振興品目の一つで、花き栽培初心者の参入も多く、出荷量・栽培面積も拡大している。7日の目揃会を皮切りに、多くの専門部員が出荷を開始。安定単価確保に向け、日の出荷量に山を作らないようコンスタントかつ需要期に合わせて長期間の出荷に取り組んでいく考えだ。
目揃会は午前・午後に分けて開き、午前は34人が出席。新規出荷者もいることから、花きの結束方法や箱詰めのポイントなど、実演を交えて細かく確認した。昨冬は暖冬により株落ちが少なかったため、数量・品質も確保できている。現在の販売環境は、他競合産地の出荷によって、販売単価がやや低調であるものの、12月にかけてのイベント需要も高く、年明け以降も安定的に販売できることを営農技術員やJA全農長野販売担当が説明。降雪があるまで鋭意出荷をすることを要請したほか、品種により、葉の形が違うものが偶然発生していることもあるため、同じ品種の同じ種類ごとに箱詰めし、明記することなどを改めて確認した。渡邊建夫専門部長は「暖冬で株落ちも少なく済んだが、品質差などもあるため、講習をよく聞いて一本でも多く出荷しよう」と呼びかけた。
今年は約35万本の出荷をめざす。引き続き、新規栽培者の確保に向けて呼びかけを続けていく。

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