丸山小稲刈り

JAみなみ信州
束ねた稲を運ぶ児童
束ねた稲を運ぶ児童

飯田市今宮町の丸山小学校5年生72人は10月18日、同校構内にあるおよそ1アールの田んぼで稲刈りとはざかけを行った。JAみなみ信州も米づくりに協力しており職員が作業指導にあたった。
同校では総合学習で米づくりに取り組んでおり、今年度は「お米の魅力を伝えよう」をテーマに米の現状や課題なども学び、チラシやパンフレット、動画などを作成し情報発信を行っている。5月の田植え後も児童が水の管理や除草など日々の管理も行い、田んぼの観察も行ってきた。
この日児童は同JA営農部農産課の手塚浩司技術員から鎌の使い方、稲の束ね方などを教わると、手際よく稲を刈り取り、苦戦しながらも紐で束ね協力してはざまで運んだ。作業を終えた児童は「刈り取りはスムーズにできたが稲をしばるのが大変だった」と振り返り「カレーにして食べたい」と笑顔で話した。
作業終了後には手塚技術員へインタビューを行い、米づくりで大変なことや楽しことなどを記者さながらの姿で聞き取った。聞き取った内容は児童が行っているお米の魅力を伝える活動に活かしていく。
担任の髙見澤梓教諭(26)は「児童は積極的に米づくりに取り組み、お米の良さを伝える活動を行っている。自分たちでつくったお米を食べることで今まで以上に思いを込めた発信ができれば」と話した。
手塚技術員は「児童たちは率先して作業を行い、一度の説明で手際よく作業を進めてくれた。米づくりを通じてお米への理解を深め、しっかり食べることで消費拡大にも貢献してほしい」と話した。

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