毎年恒例きのこ祭り開催 秋の味覚を楽しんで

JA上伊那
マツタケを買い求める来場者
マツタケを買い求める来場者

駒ヶ根市の東伊那営農組合とスーパーのマルトシ東伊那店で立ち上げたきのこ祭り実行委員会は10月29日、JA上伊那が協賛し同店周辺で、毎年人気の「きのこ祭り」を開いた。地元でとれたマツタケをはじめとする野生のキノコを特売した。また、マツタケを入れて焼いた「松茸まんじゅう」や「山菜おこわ」、リンゴや栗など地元産の農産物も販売。秋の味覚を求め、販売開始時間前から多くの来場者でにぎわった。
祭りは東伊那地区の組合員や各組織の意思結集と地域の活性化が目的。同地区では香りが強いマツタケが発生しやすく、毎年、県内外から多くの人が訪れる。今年は高温や少雨の影響でマツタケの発生は例年の10分の1程度だったものの、雑キノコはハナイグチなど種類によっては多く持ち込まれた。
毎年訪れているという来場者は「選んでいるときからマツタケの良い香りがした。家に帰って家族と一緒に食べるのが楽しみ」と話した。
同営農組合の渋谷厚男組合長(68)は「今年はマツタケの発生が遅く、小ぶりなものが多いが、虫食いが少なく品質の良いものがそろった。マツタケをはじめ、この地区でとれる秋の味覚を楽しんでもらいたい」と話した。

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