第10回 信州伊那新そばまつり開催 地元産の新そばを楽しんで

JA上伊那
初めてそば打ちに挑戦する滝田さん
初めてそば打ちに挑戦する滝田さん

伊那市のはびろ農業公園みはらしファームで10月28日と29日の2日間、第10回信州伊那新そばまつりが開かれた。まつりでは、地元で今年収穫した「プレミアムそば」を1日約1500食分ずつ用意。県内外から家族連れなど多くの人が訪れ、挽きたて・打ちたて・茹でたての新そばを楽しんだ。
プレミアムそばは「信濃1号」をさらに高品質なものにしようと試験栽培を重ね、地元産の牛ふん堆肥などを使って食味を向上させた。
まつりでは「かけそば」「せいろそば」、辛味大根のしぼり汁に焼きみそを溶いた「行者そば」の3種類を提供。来場者は甘みが強く、香り高い新そばを味わった。
また、3種類のそばを食べ比べて当てるソバリエコンテストや、素人そば打ち体験、信州伊那そば打ち名人の会によるそば打ち披露なども行い、「信州そば発祥の地」として伊那市を発信した。
そば打ち体験に参加した滝田渉さん(47)は「趣味にできたらと思い、初めてそば打ちに挑戦したが、包丁で切るのが難しかった。そば打ちの奥深さを感じた」と話した。
新そばまつり実行委員会の唐澤政喜実行委員長(64)は「今年のそばは粒も大きく品質が良い。地元産の風味の良いそばを多くの人に楽しんでもらいたい」と話した。

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