下伊那郡泰阜村にある泰阜保育所は19日、同園近くの畑でサツマイモ「紅あずま」の収穫を行った。同保育所の年長から年少までの園児38人と保護者が参加した。
6月に植え付け作業を行い、水やりや雑草の管理は保育士と園児、保護者会などで行ってきた。
この日はJAみなみ信州下条支所営農課職員が指導にあたり、園児は全身土まみれになりながら保護者や保育士と協力し小さな手で自分たちの顔よりも大きなサツマイモを一生懸命掘り起こしていった。
年長の長男と年少の長女と参加した土岐美希さんは「親子で仲良く作業ができた。大人も真剣になるほど大きなサツマイモがたくさん収穫でき楽しかった」と話し、長女の美琴さん（4）は「大きいおイモが見つけられてよかった。焼き芋にして食べたい」と笑顔で話した。
同保育所の中澤亜希子園長は「毎年園児は秋に行う焼き芋大会を楽しみにしている。今日も親子で楽しく作業ができた。皆さんの協力で土や農業に触れる体験ができてありがたい」と話した。
収穫したサツマイモは園児が持ち帰るほか、焼き芋大会や給食などで味わう予定。