自分たちで考え進める米づくり 竜丘小学校稲刈り

JAみなみ信州
メンバーの指導で刈り取った稲を結束する児童ら
メンバーの指導で刈り取った稲を結束する児童ら

飯田市桐林の竜丘小学校5年生63人は10月12日、同校近くのおよそ4.5アールの田んぼで「あぐりの田んぼ学校」メンバー5人の指導で稲刈りとはざ掛けを行った。JAみなみ信州竜丘支所職員2人も協力し作業を行った。
「あぐりの田んぼ学校」は同市竜丘地区の農家で構成する米づくりに特化した食育活動を行うグループで、「自分たちで進める米づくり」を目指し同小学校ではもみまきから米づくりを行っている。田植えの後の水の管理や草刈りなど日々の管理も児童が中心となって行ってきた。
この日児童らはおよそ3時間をかけ田んぼいっぱいに稔ったうるち米ともち米を鎌を使い1束ごと丁寧に刈り取り、7束ごとほどけないようにしっかりと紐で結んでいった。結束した稲を両手いっぱいに抱えメンバーと協力しはざにかけていった。
作業を終えた林凜花さん(11)は「慣れない作業で大変だったが皆で協力し楽しくできた。餅つきが楽しみ」と笑顔で話した。
5年生担任の和田英幸教諭は「地域の皆さまの協力で貴重な体験ができありがたい。子どもたちは率先して日頃の田んぼの管理や草取りをやってくれた」と話した。
あぐりの田んぼ学校代表の熊谷伊久夫さんは「子どもたちはいきいきと積極的に、自分たちで考えながら作業をしてくれた。学校やJAと連携し農業の大変さや魅力を知ってもらえるようこれからも活動を続けていきたい」と話した。
同校では今後昔ながらの足踏み脱穀機を使った脱穀作業を行い、収穫したお米で飯ごう炊さんや餅つきをする予定。

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