自分だけのリンゴが完成 絵入りリンゴ収穫

JA松本ハイランド
部員と協力して絵入りリンゴを収穫する園児
部員と協力して絵入りリンゴを収穫する園児

JA松本ハイランド青年部今井支部は10月23日、今井保育園の園児と絵入りリンゴの収穫を行った。果樹栽培が盛んな今井地区に住む子どもたちに、地元の農業に親しみを持ってもらおうと取り組んでいるもので、今年で2年目。9月上旬、着色前のリンゴに絵や文字を描いたシールを貼りつける作業を行い、リンゴの色づきを待って収穫した。
当日は年長・年中園児あわせて34人が、同部員7人と収穫を体験。部員から「リンゴをとるときには下に引っ張らず、優しく上に持ち上げるようにしてとろう」などと収穫のコツを教わったのち、収穫を開始。自分がシールを貼ったリンゴを探し当てると、ていねいに木からもぎとった。赤く色づいた実からシールをはがすと、絵や文字が白くくっきりと浮かび上がり、園児たちは「かわいい絵ができたよ」「名前入りの特別なリンゴだよ」と絵入りリンゴの完成を喜んだ。
同支部の川上剛支部長は「子どもたちにとって、木になっているリンゴを採る機会はなかなかないと思うので、収穫を楽しんでもらうことができてよかった。この地区ならではの体験として今後も続けていきたい」と話し、同園の上村元子園長は「シールをはがして自分だけのリンゴが完成したときの感動が、子どもたちの心に残ったと思う。貴重な体験の機会をいただけてありがたい」と話した。

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