徹底した管理でブランドを守る取り組みを セルリー出荷目揃会

JA松本ハイランド
出荷規格を念入りに確認する部会員
出荷規格を念入りに確認する部会員

JA松本ハイランドとJAあづみの生産者でつくる松本洋菜部会は10月17日、秋作セルリー出荷目揃会を松本市のグリンパルで開催した。生産者とJA職員や市場関係者ら40人が出席。出荷開始を前に規格の再確認をしたほか、県内外の販売情勢などを共有した。
今年は6月上旬から高温の期間が長く続き生育への影響が心配されたが、10月に入り一気に気温が低下したことや生産者の徹底した栽培管理によって高品質に仕上がっている。
目揃会では、同部会の検査部員が見本のセルリーを使い、出荷前の処理方法のほか、等級や規格ごとに変わる箱の詰め方について注意点を実演しながら説明した。また、品質向上運動標語を皆で確認し、異物混入ゼロなど産地のブランドを守る取り組みを再確認した。
同部会の滝澤広志部会長は「高品質なセルリーを市場のみなさんに届けよう。そして松本洋菜部会のセルリーであれば間違いないと思っていただけるよう生産者一丸となりブランドを守っていこう」と呼びかけた。
同部会のセルリーは「高品質でみずみずしい」と市場や消費者から指名買いが入るなど人気が高く、ハウス作型は11月下旬ごろまで出荷が続く。JA松本ハイランド管内からは10万ケース(1ケース10キロ)を東京、大阪などの都市部を中心に出荷する計画だ。

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