地産地消給食にフレミズグループSpica(スピカ)が初めて協力

JAみなみ信州
給食で提供されたパン
給食で提供されたパン

JAみなみ信州女性部喬木支部のフレッシュミズグループ「Spica(スピカ)」が作った地元産小麦(ハナマンテン)を使ったパンが9月26日、喬木村3つの小中学校の学校給食で提供された。喬木村学校共同調理場が取り組む「わが村自慢の地産地消給食」の一環で同グループに小麦粉提供の依頼があり初めて実現した。当日の献立はパンの他、くりん豚とゴロゴロ野菜のポトフなど地元産食材にこだわったメニューが並んだ。
子どもたちにおいしく食べてもらうため、飯田市の「パン工房ゆめのや」でハナマンテンを使ったパンの開発を行い、メンバーが製粉した35kgのハナマンテンを使った小麦のつぶつぶが残る楕円形のパンが焼き上がった。この日提供した小麦は現在の中学1年生にあたる学年が小学校5年生のときに栽培したもの。生徒は2年越しに自分たちで作った小麦を味わうことができた。
メンバーの清水純子さんは「おいしいと完食した子どもが多かった、大好評だったと聞いてとてもうれしい。今後も機会があれば子どもたちに安全でおいしい小麦を食べてもらいたい」と話した。
同グループは「自分たちで育てた安全安心な小麦でパンがつくりたい」と遊休農地を活用した小麦づくりを始めて10年目のグループ。現在は喬木村の保育園や小学校で小麦を育てピザを作り食べるまでの一貫した食育活動を行っているほか、製粉した小麦をA・コープ喬木店の直売コーナーで販売するなど幅広い活動をしている。2020年には地域活性化に貢献しているなど活動が高く評価され喬木村総合表彰式で表彰された。

MENU