「信濃1号」刈り取り本格化 最高の出来

JA上伊那
そばを刈り取る組合員
そばを刈り取る組合員

JA上伊那管内では秋そば「信濃1号」の刈り取りが本格化している。2023年度の作付面積は約705ヘクタール。播種時期に天候に恵まれたことや、夏場に降雨が少なかったことで品質は良好だ。一部圃場では8月に降ひょうの被害を受け大きく減収となったが、管内では11月上旬までに平年並みの569トンの収穫を見込む。
17日、駒ヶ根市の駒ヶ根市機械共同利用組合は約7.5ヘクタールのそばを収穫した。同組合では、受託分も含め市内約100ヘクタールの刈り取りをコンバイン5台で進めている。
同組合の北澤満組合長(70)は「そばの栽培に関わり15年ほどになるが、今年は粒も大きく、今までで1番の出来。そば粉を使った料理や、自分で楽しみながらそばを打って味わってもらいたい」と話した。
管内で刈り取った秋そばは南箕輪村にある南箕輪カントリーエレベーターなどで乾燥調製し、県内の大手製粉会社などに出荷される。

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