農業の魅力感じて 武石小2年生ブロッコリー収穫体験へ

JA信州うえだ
ブロッコリーを収穫する児童
ブロッコリーを収穫する児童

上田市立武石小学校の2年生13人は10月19日、同市の竹内利通さんの畑で、ブロッコリーの収穫体験を行った。竹内さんが「子どもたちが豊かな自然の中で農業に触れ、魅力を感じる機会をつくりたい」と提案。JA信州うえだよだくぼ南部地区事業部が企画協力し、2017年から行っている。同JAよだくぼ南部地区の松久宏明理事が「武石地域は山紫水明、桃源郷のようで農畜産物もおいしく育つ素晴らしい地域。ぜひこの2つの言葉を大人になってからでもいいので思い出してください」とあいさつした。
この日は同JA営農指導部の杉浦慎哉営農技術員が、ブロッコリーの栽培方法や栄養、収穫から店に並ぶまでの流通経路を説明。児童達は、どの部分を食べるのか、1株にある蕾の数などのクイズを楽しみながらブロッコリーについて学んだ。
その後、児童は畑に入り、ブロッコリーを根元から引き抜き職員に余分な葉や茎を包丁で切り落としてもらい収穫した。
収穫後は、畑で試食会を開いた。児童は大鍋でゆで上げたブロッコリーを塩やマヨネーズ、ドレッシングで味わい「取れたての新鮮なブロッコリーは茎もやわらかくてとてもおいしかった」「苦手だったブロッコリーが好きになった」と笑顔を見せ大好評だった。
同事業部の下城武司次長は「児童はブロッコリー畑に興味津々で、楽しみながら体験できたと思う。農業体験は食と農を考える大事な機会。子どもたちに農業に興味をもってもらえる機会を継続して行いたい」と話した。

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