abnテレビ「農業高校生の青春チャレンジ」の番組企画の一環 高校生とほおずき料理考案

JA信州諏訪
高校生のドレッシングづくりを見守る笠原部長(右)
高校生のドレッシングづくりを見守る笠原部長(右)

富士見町の富士見高校園芸科3年生(10人)とJA信州諏訪は10月12日、abnテレビ「農業高校生の青春チャレンジ」の番組企画の一環で、食用ほおずきを使ったオリジナル料理づくりを行った。女性部員、地元菓子工房店員、JA職員の計5人が参加。収穫後、ドレッシングとゼリーを作って試食し、“富士見町のほおずき”をPRした。この模様は、12月下旬に放送される予定。
同番組は、農業高校生とJA長野県がタッグを組み、農業に係る地元の魅力を発信する。JAと富士見高校は、高校生が食用ほおずきをよりおいしく食べる調理法を検討して商品化をめざし、富士見町のほおずきを広めることをテーマとしている。
富士見高校では約10年前から、同校の同窓生で茅野市の農家から苗の提供を受け、食用ほおずきの栽培に取組んでいる。
当日は、校内のほ場で高校生が収穫期のほおずきの見分け方を説明し、参加者と一緒に収穫作業を行った。その後、皆でドレッシングを作った。ドレッシングは刻んだほおずきとすりおろしたタマネギを酢やオリーブオイル、しょうゆ、砂糖などと混ぜて作る。また、ゼリーも用意。容器にほおずきのゼリーと牛乳寒天を交互に流し込んで層にし、最上部にシロップ漬けのほおずきを2個トッピングした。
女性部の笠原長子部長は「高校生の頑張りに胸が熱くなった。とてもおいしかったのでレシピを参考に自分でも作ってみたい」と話した。
同町の菓子工房「ル・キャトル・セゾン」の新井理恵さんは「きれいに層になったゼリーをつくれてすごいと思う。ほおずきのゼリーと牛乳寒天の硬さを変えるといいアクセントになるかもしれない」とアドバイスした。
同科の寺島穂乃果さん(18)は「ドレッシングの味付けに苦労したが、おいしくできて自分たちが栽培したほおずきにさらに愛着が沸いた」と笑顔を浮かべた。玉置胡桃さん(17)は「ゼリーのレシピは先輩たちの知識を参考にしつつ自分でも考えながら作ることができた。ほおずきは標高の高い地域での栽培が多く、知らない人も多いので、この機会に多くの人に知ってほしい」と期待を込めた。

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