ナガイモ豊作に期待 試し掘りで生育状況を確認

JA松本ハイランド
生育状況を確認するJA職員
生育状況を確認するJA職員

JA松本ハイランド根菜部会ナガイモ専門部は10月12日、収穫期が近づくナガイモの試し掘りを行った。今年は一部のほ場で春先の大雨の影響や、7月から9月にかけての猛暑で生育が心配されたが、平年並みの生育となっている。
今回の試し掘りでは生産者3人のほ場で掘り取りを行った。同JA職員らが1本ずつ重量や長さ、形状などを計測し、生育状況を確認。また、すったナガイモの試食を行い、甘みやアクの抜け具合など味わいを確かめた。現時点で十分な重量があり、しっかりとした甘みが感じられ味わいも良好。例年通りの仕上がりが期待される。同専門部では品質統一に向け、掘り取り解禁日を設けている。今年は10月29日より掘り取りを解禁する予定だ。
同部会の中川信隆部会長は「甘みがしっかりと感じられ、味の仕上がりは良好。市場からもJA松本ハイランド産のナガイモを待つ声が聞かれるので、おいしいナガイモをたくさんお届けしたい」と話した。
同JA産のナガイモは肥沃で水はけのよい火山灰土で栽培され、粘り、コク、甘みの三拍子がそろっており、年末の贈答品としても人気を集めている。今年度は県内の市場を中心に秋掘り、春掘りあわせて18万ケース(1ケース10キロ)の出荷を計画する。

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