秋ストック出荷最盛期前に目揃い会 厳正な選別で選ばれる産地に

JAあづみ
出荷基準を確認する生産者ら(安曇野市堀金)
出荷基準を確認する生産者ら(安曇野市堀金)

JAあづみ、JA大北、JA松本ハイランドの生産者でつくる中信ストック協議会は11日、安曇野市堀金のそ菜流通特産センターで秋ストックの出荷目揃会を開いた。
各JAの生産者やJA全農長野、JA職員ら16人が参加し、出荷最盛期を前に販売状況や花部選荷基準、選荷荷造り基準、採花上の注意点などを確認した。
2023年産は8月の高温や9月の残暑の影響で芯止りなどの高温障害が散見され、例年に比べ出荷数量は減少傾向だが、全国トップクラスの品質を誇るストックの引き合いは強く、高単価での販売が見込まれる。
目揃い会では営農経済事業農産課の小山幸亮営農指導員が出荷規格や荷造り方法などを説明。小山指導員は「市場関係者から品質に定評がある。規格に準じた厳正な選別と作付けした花は出来るだけ出荷していただき、1円でも高く販売したい」と呼び掛けた。
同協議会の出荷量は約30万本と県内一。主に関西や中京、東海方面の市場へ出荷し11月上中旬をピークに年明まで続く予定だ。
年間2万本のストックを出荷する生産者は「今年は異常気象で花が作りづらい年。それでも消費者は待っている。品質にこだわり、需要に応じた製品を出荷したい」と意気込んだ。

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