晩生りんご着色管理指導会 収獲に向けた着色管理を確認

JA上伊那
着色管理を説明するJA担当職員
着色管理を説明するJA担当職員

JA上伊那果樹部会りんご専門部は13日までに管内28カ所で晩生りんご着色管理指導会を開いた。JA担当職員が今年の生育状況を報告し、収穫期に向けた着色管理、収穫目安などを説明した。
今年は夏場に気温の高い日が続いたことや、昨年豊作だったことで全体的に小玉傾向。また、春先の凍霜害の影響で一部園地にサビ果が発生したが、台風の影響が少ないことで収穫量は例年通りとなる見込み。
早生種や中生種では収穫時期の夜温が下がらなかったことで着色の遅れが見られたが、10月上旬からの冷え込みで晩生種の着色は期待ができる。上伊那では12月中旬ごろまで出荷が続く予定。
10月10日に辰野町の園地で開かれた指導会には生産者16人が出席。JA担当職員は支柱を立てるなどして日当たりや風通しを良くすることや、リン酸を葉面散布することで葉を立ち上がらせ葉摘み・玉回しの省力化を図るよう説明。また、上伊那が多く取り入れている高密植栽培の管理についても説明し、秋から冬にかけての注意点を呼びかけた。
JA担当職員は「晩生種のリンゴは順調に生育している。収穫目安を参考にして適期収穫に努めてもらいたい」と呼びかけた。

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