西春近北保育園児とはざかけ 特産品の白毛もちの生長に触れる

JA上伊那
一生懸命に稲の束を運ぶ園児たち
一生懸命に稲の束を運ぶ園児たち

JA上伊那青壮年部西春近支部は10月3日、伊那市の西春近北保育園近くの水田(18アール)で同園の年長園児16人と、上伊那の特産品であるもち米「白毛もち」のはざかけを行った。今年5月に園児と手で植えた水田で、園児らは同園の散歩の時間に水田の近くを通るなど、米の生長に触れてきた。また、この日は同部員が運転するコンバインやバインダー、手作業の稲刈り作業を見学した。
この活動はJA青壮年部が行う「チャイルドファーム21運動」の一環。地元の子供たちが農業に触れる機会を増やし、農業の楽しさや自然のありがたみを感じてもらうことを目的としている。
この日、園児は同部員10人と一緒にはざかけを体験。部員が刈って束ねた稲を両手いっぱいに抱え、落とさないよう丁寧に運んだ。
同支部の北原幸夫支部長は「こういった活動を通して『農業っておもしろい、やってみたい』と少しでも思ってもらえたらうれしい。また、伊那谷に伝わる白毛もちを絶やさないように子どもたちに伝承していきたい」と話した。
刈り取った白毛もちは、同園でもちつき大会を予定しているほか、地元やJAの支所祭などでも販売される。

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