長芋出荷前に意思結集をはかる

JAグリーン長野
「長芋作りの励みに」と呼びかける上原専門部長(長野県長野市)
「長芋作りの励みに」と呼びかける上原専門部長(長野県長野市)

JAグリーン長野野菜部会根菜専門部は10月13日、長野市松代町のサンホールマツシロで「長芋生産者大会」を開いた。長芋の掘り取り開始を前に、今年の販売方針を共有し、意欲の増大、意思結集につなげる目的。生産者28人とJA役職員、長野農業農村支援センター、JA全農長野、地元市場が出席した。
生産販売方針では、JA営農販売部販売課担当が、10月末から11月末にかけてを重点販売期間に設定し、イベント需要を大きな販売先の一つに据え、積極的に出荷する考えを示した。これに対し生産者は、今年は生育がやや遅れているため、これに合わせた重点販売期間の設定とこれを踏まえた仮渡金の設定を要望。販売担当者は、要望を受け止め、「12月も贈答需要などが高く、12月になったからと言って売れないわけではない。重点期間を超えてもぜひ出荷してほしい」と要請した。
上原幸治根菜専門部長は「今年は5・6月の雨不足で生育が心配されたが、順調に進んでいる。長芋に限らずどの作物も高齢化で生産者が減っているなかで、新規参入もあり、若い人が長芋で安定した収入が得られるように、生産者も農協も考え、生産者はいい長芋をつくり、長芋づくりの励みになるような精算をお願いしたい」と話した。
JAでは、10月26日に目揃会を開催し、出荷規格などを確認する予定。芋の集荷は22日から始める。

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