思いのこもった人形と最後の別れを 人形供養祭で丁寧に見送り

JA松本ハイランド
人形と最後のお別れを惜しむ参列者
人形と最後のお別れを惜しむ参列者

JA松本ハイランドと長野エーコープサプライは10月9日、松本市の「JA虹のホール芳川」で人形供養祭を開いた。役目を終えたひな人形や5月人形、ぬいぐるみなどのご供養と別れの場を提供するとともに、組合員や近郊の地域住民に同ホールを身近に感じてもらおうと計画したものだ。
来場者は大切な時間をともにすごし、思い出のたくさん詰まった人形を持ち寄り、感謝の思いを込めながら別れを告げた。人形供養の法要には30人が参列し、蓮華寺の住職による読経の後、焼香を行い、人形やぬいぐるみ約2,500体と別れを惜しみながら供養した。
同ホールを訪れた来場者は「生活が変わり、両親からもらったひな人形をどうしようか困っていたところホームページでこの供養祭のページを見つけた。ともに成長してきたひな人形と最後のお別れの場を提供してくれたことに感謝している」と涙ながらに語った。同JA経済部企画サービス課の大槻和仁課長は「同じ時を過ごしてきた人形は人生を見守ってくれた存在。さまざまな思いが詰まっているからこそ、丁寧に供養し最後のお別れをしてほしい。また、この活動を通じてホールを身近に感じてもらえればうれしい」と話した。

MENU