選ばれる産地をめざして品質向上に取り組む ぶどうコンクール開催

JAみなみ信州
1箱ずつ丁寧に審査する審査員
1箱ずつ丁寧に審査する審査員

JAみなみ信州と同JAぶどう部会は9月14日、高森町の同JA市田柿工房会議室で第7回ぶどうコンクール「シャインマスカットの部」の審査会を開いた。同部会は年々部会員が増加する中、高品質で“消費者から選ばれる産地”を目指し、部会全体で生産技術と品質向上を図るため「ナガノパープル」と「シャインマスカット」において毎年コンクールを行っている。今年は23点の出品(昨年20点)があり、最優秀賞1点と優秀賞3点の他、栽培7年目までの出品者を対象とする新人賞も新設し、2点を選出した。受賞したぶどうは部会員を対象に公開され、部会全体で引き続き品質向上に取り組んでいく。
審査では長野県農政部農業技術課職員、南信州農業農村支援センター職員、全農長野職員、同JAぶどう部会役員が審査員を務め、カラーチャートを用いた色沢の確認、粒数、粒重、房の形状、糖度、食味、その他病害や荷造りなど7項目においてそれぞれ最高5点で評価。一箱ずつじっくりと審査を行った。
審査長を務めた同技術課の伊原竜夫専門技師は「高品質なぶどうが多く出そろい生産者の技術の高さや努力を実感した。部会内で技術や情報を共有いただき、南信州のぶどう栽培技術の更なる向上に期待している」と講評した。
同部会の古田典明部会長は「生産者の努力で全体的な技術水準も高まってきている。部会全体で選ばれる産地を目指しさらなる品質向上に取り組んでいきたい」と話した。
同部会では来年2月に予定する推進大会で同コンクール「シャインマスカットの部」と、過日行われた「ナガノパープルの部」の結果発表と表彰を行う。

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