JA虹のホール諏訪湖リニューアルオープン内覧会

JA信州諏訪
新設された通夜室・家族葬室を確認するJA役員
新設された通夜室・家族葬室を確認するJA役員

諏訪市のJA虹のホール諏訪湖は10月9日、リニューアルオープン内覧会を開いた。訪れた人に、担当者が館内を案内。料理や関連商品の展示も行った。10月から使用でき、家族のニーズに沿ったセレモニーの提案を進める。
同ホールは2003年4月に新設し、2012年4月に別館を併設。1600件の葬儀を執り行ってきた。大規模なリニューアルは初となる。
今回は施設の老朽化と、コロナ禍を経た小規模葬の需要の高まりを受けて実施。控室を通夜室・家族葬室に変更した。通夜室・家族葬室は「自宅のようにゆったりと過ごしてもらう」ことがコンセプトだ。祭壇があり、通夜・葬儀を行うことができる。収容人数は30人。仕切り付きで、キッチンやソファ、テレビ、浴槽、家族用ベッドがある。
また外壁や屋根のほか、寺院控室、多目的室、霊安室、トイレなども改装。温かみのあるデザインに仕上がった。
内覧会では、長野エーコープサプライフラワーセンター松本の協力のもと、管内産の花きを使ったフラワーアレンジメント講座を実施。24人が参加し、思い思いのアレンジメントを楽しんだ。
諏訪市の女性(80)は「新しくきれいになり、安心した。誰もが通る道なので、家族に今日のようすを話して参考にしてもらいたいと思う」と話した。
同グループの三澤英俊所長は「近年需要が高まっている、自宅にいるような雰囲気のなか、故人とのお別れができる施設が完成した。地域の皆さんにご利用いただきたい」と呼びかけている。

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