東京シティ青果で上田市産リンゴトップセールス

JA信州うえだ
あいさつをする眞島実組合長(左から3人目)
あいさつをする眞島実組合長(左から3人目)

JA信州うえだと上田市は9日東京都中央卸売市場豊洲市場東京青果(東京都江東区)でリンゴのトップセールスを行った。JA全農長野と連携した取り組みで、更なる販路拡大や認知度の向上を目指す。
9日には、当JAや上田市、全農長野から16名が参加し卸売会社東京シティ青果との市場取引懇談会を開いた。この中で、全国的に色づきの遅れや気象災害により数量が少ない状況が続いている。中生種から晩生種までの安定的な供給に期待しているなどと情報交換がされた。
また、JAからは生産資材の価格高騰や輸送に関する2024年問題が有り国消国産を推進するためにも再生産可能な価格で販売する必要がある。価格転嫁に対する消費者への理解促進を要望した。
上田市からは、JAと連携し情報共有を図りながら良品質なリンゴを栽培することで産地を維持していく」と、決意を述べた。
翌10日、早朝6時00分から豊洲市場東京シティ青果でトップセールスを行った。上田市の土屋市長とJA信州うえだ眞島組合長がそれぞれ上田市産のリンゴをPRした。
上田市産の「リンゴ三兄弟」秋映、シナノスイート、シナノゴールドをPR、仲卸業者に秋映の無料配布を行った。
上田市の土屋陽一市長は「上田市はリンゴ栽培の適地。秋映は歯ごたえがあり甘みと酸味のバランスのとれたリンゴであり長年に渡って作り続けてきた。その品質力と愛情はどこにも負けない」と、PRした。
JAの眞島実組合長は「上田市は年間雨量が全国的にも少なく昼夜の寒暖差のある産地でリンゴの栽培に適している。今年の作柄は、高温など栽培面で苦慮しているが農家の努力により素晴らしい出来栄えになっている。ぜひ大勢の皆さんに召し上がっていただきたい。現在、災害に強い施設化を進めている。安定的に品質の良いリンゴを供給できる産地として、今後も格段なるお取引をお願いしたい」と呼び掛けた。

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