鎌を使った稲刈に挑戦

JAグリーン長野
青壮年部員に力を借りて刈取に挑戦する児童
青壮年部員に力を借りて刈取に挑戦する児童

JAグリーン長野は10月7日、長野市川中島町の水田で親子ふれあい農業塾を開いた。受講生親子13組が参加。鎌を使った、昔ながらの「稲刈り」に挑戦した。
塾では、農業を営むNPO法人風のみどりの会の協力のもと、6月にもち米の田植えに挑戦。同じ田で稲刈りを行う予定だったが、生育が早まったために、同法人が管理する隣の水田で「コシヒカリ」を刈った。JA青壮年部川中島支部2人の生産者を講師に、児童や保護者は鎌の扱い方や稲刈りの方法を学んで、さっそく作業。児童は手に余るほどの稲穂をしっかり掴んで、鎌で刈り取り、保護者が7株ほどを麻ひもで束ねた。児童の一人は「幼稚園の時にちょっとやったけど、今日はいっぱいできた。鎌で切るのが大変だった」と感想を寄せた。会場ではコンバインでの稲刈りも行い、保護者は「機械の作業を見るのも初めて。手で刈る大変さも体験でき、現代の農業を知ることもでき非常に良い機会だった」と話した。
講師の青壮年部山越敏行川中島支部長は「イナゴを捕まえている子もいて、水田は環境保全にも重要であることを含めて、“農業や食の大切さ”を、体験を通して感じてもらえればうれしい」と話した。

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