トルコギキョウ 見学会通じて栽培を

JAグリーン長野
生産者の体験を聞く見学会参加者
生産者の体験を聞く見学会参加者

JAグリーン長野営農販売部と長野農業農村支援センターは10月8日、長野市篠ノ井のほ場で、トルコギキョウ見学会を開いた。新規希望者の発掘や今後のセミナー等への案内、また、他花き品目希望者の募集を目指したもの。管内在住の生産者や農業未経験者など、20人が参加した。
会場は山岸正之さんのトルコギキョウハウス。参加者は、山岸さんから経験談を、支援センター担当からは栽培の流れを、JA営農技術員からは、導入経費や支援策、今後のセミナーの案内を聞いた。山岸さんは「トルコギキョウには様々な種類があり、JAの指導もあるので、ぜひ栽培に挑戦してもらえればうれしい」とあいさつした。営農技術員は、ハウス導入にかかる資金面の支援策や技術習得にかかるセミナーの開講、生産者間の情報共有になる部会の紹介を行った。参加者からは、「加温機不要で、管内で導入できる作型」や「単価」について質問が寄せられた。また、山岸さんには「栽培で特に苦労された点」など積極的に質問が寄せられ、「連作障害に気を遣う点」を苦労として挙げていた。参加者の一人は、「ぜひトルコギキョウを栽培してみたいと思ったが、初期投資などが難しく、まずはセミナーなどに参加して構想を膨らませたい」と前向きな感想を寄せた。
JAと支援センターでは、今後「花き栽培セミナー」を企画し、トルコギキョウの作業を実際に体験してもらう機会を設ける予定。花き部会主力のトルコギキョウ生産拡大を図りたい考えだ。

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