来場者数222万2222人 オープンから7年4カ月で達成

JAあづみ
勝川さん家族と千國組合長(右から1人目)
勝川さん家族と千國組合長(右から1人目)

安曇野市豊科のJAあづみ大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」の来場者数(レジ通過者数)が8日、222万2222人に達した。安心・安全な農産物を提供する地産地消の拠点として、消費者や生産者の支持を集め、オープンから7年4カ月での達成となった。
同日、正午ごろにレジで会計をした長野市青木島の勝川佳子さん(39)家族が222万2222人目となり、千国茂組合長が記念品の安曇野産リンゴ「シナノスイート」5キロと新米「コシヒカリ」10キロ贈ると、来店者やJA役職員らが拍手で祝福した。
勝川さんは「毎月1回は利用している。いつ来ても新鮮な農産物やお惣菜、鮮魚が揃っていて安曇野に来た時の楽しみの一つになっている」と嬉しそうに話した。
同所は、2016年6月5日にオープン。敷地面積約11,000平方メートル、建築面積約1,500平方メートルの鉄骨平屋建てで、売り場面積は約690平方メートル。惣菜・菓子加工施設や食育体験研修施設などを併せ持つ複合施設で、地域農業の振興と発展のシンボルとして誕生した。豊富な品揃えや日替わりイベント、徹底した鮮度管理などにより来場者数は年々増加し、18年8月に50万人、23年3月には200万人を突破した。22年度の来場者数は過去最高の36万人を記録した。
同所の強みである生産者参加型の顔の見える農産物販売によって、消費者と生産者の交流を図り、リピーターを増やしている。また、都市と農村とを結ぶ交流の拠点としての一面もあり、観光客など都市からの来訪者に農業情報を発信し、旬の食べ物や食べ方、地域の特産物をPRしている。珍しい商品に出会えた驚きや喜びを感じて、好奇心や購買意欲を抱いてもらえるような店づくりを心がけている。
千國茂組合長は「生産者や消費者の支持を集め、地域の直売所として一定の評価をいただいている。開設当時を振り返ると意義深いものがあるが、あくまでも通過点でありゴールではない。さらなる高みを目指し、全国に名だたる直売所として運営していきたい」と意気込んだ。

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