シナノスイート初選果 仕上がり良好

JAグリーン長野
シナノスイートの選果作業が進むセンター内
シナノスイートの選果作業が進むセンター内

JAグリーン長野信更果実流通センター(長野市信更町)で10月5日、長野県オリジナル品種のリンゴ「シナノスイート」を初選果した。生育期の高温により着色が懸念されたが、9月下旬に朝晩の気温が下がり始め、着色も進行。糖度も上がり、食味も良好に仕上がってきている。同センターでは、荷受けを10月2日より始め、先行して選果を進める「秋映」と並行して選果作業し、10月末頃まで県内外重点取引市場へと出荷する。
選果初日、センターでは選果担当者ら職員が集まり、シナノスイートの目合わせを開催。傷の有無や程度、見栄えを意識した箱の詰め方などポイントを確認し作業を始めた。宮田和宏センター長によると「糖度の高いものは16度以上あり、品質よく仕上がってきている」という。センターでは、着色などの外観は最上位品に劣るものの、糖度・食味の良いものを「赤秀プレミアム」として区分選果し、価格の底上げにつなげる。
営農販売部によると、「シナノスイート」は、管内でも比較的標高の高い地域で生産振興をはかり、今年は32,000ケース(1ケース=10kg)を、地元・関西・中京・関東方面の市場に出荷する見込み。あわせて、「リンゴ三兄弟®食べ比べセット」をインターネットショッピングサイト「JAタウン」で販売し、リンゴの販売・PR拡大につなげる。

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