正しい使用で農作業に役立てて 女性のための農機具講習会

JAみなみ信州
刈払機を使い安全で効率的な操作を学ぶ参加者
刈払機を使い安全で効率的な操作を学ぶ参加者

JAみなみ信州上郷支所は13日、飯田市上郷の組合員の圃場で女性向け農機具安全講習会を開いた。女性が農機具を使う機会が増える中、農作業事故を防止し農作業に役立ててもらおうと、同支所では初めての取り組み。同地区の組合員ら5人が参加し、同JAグループ会社の㈱オートパルいいだ中央農機センター同センターの2人を講師に刈払機の安全な使用方法について講習を受けた。参加者は普段使用している刈払機を持参し実際に装着したり操作しながら正しい使用方法を学んだ。
企画した同支所の新井利彦支所長は「このような機会を利用してもらうことで農作業やくらしの中の不安がひとつでも解消でき、豊かなくらしにつながったらうれしい。これからも組合員の皆さんが必要とする情報発信や機会づくりに努めていきたい」と話した。
同講習会では、オイルの選び方や安全な服装、メンテナンスや刃の取扱い、刈り方など基本的な事項を確認した。農機具は正しく使用すれば安全で便利なものだということや、暑い時期の作業は熱中症の危険性が高まるので特に注意が必要との説明もあった。ひとりずつ身体に合った肩バンドの長さを確認し、身体の使い方や姿勢など作業が楽にできるコツも学んだ。参加者からは普段気になっていることの質問が出され熱心に受講する姿が見れた。参加した篠田富美子さんは「これまで自己流で使ってきたが改めて正しい使い方や便利な機能を確認できた。不便だと思っていたことも解消することができた。これからの作業が楽になりそう」と笑顔で話した。

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