「国消国産」理解醸成へ ~JAあづみ創立60周年記念企画~秋の大収穫祭 直売所へ行こうキャンペーンスタート

JAあづみ
多くの来場者で賑わう店内
多くの来場者で賑わう店内

JAあづみは、「国消国産(国内で消費する食べ物はできるだけ国内で生産する)」の理解醸成運動を本格始動させた。
1日、安曇野市豊科南穂高の大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」を核とする~創立60周年記念企画~みんなで国消国産!秋の大収穫祭 直売所へ行こうキャンペーンを開催した。
JAグループが全国的に取り組む「国消国産」への理解醸成と「食」や「農」の重要性を再認識してもらおうと独自に企画。週末を中心に「食」や「健康」にちなんだイベントを同所で開催する。11月30日まで。
期間中は、JAあづみ公式SNSを活用した農産物のプレゼント企画や安曇野産フルーツを対象とするフォトコンテストなども同時開催する。
初日はオープニングセレモニーを開き、先着100名限定直売所で使えるクーポン券の配布やキャラクターショーの握手会、新米の食べ比べ、ぬかくど米の振る舞いなどの催しに、幅広い世代の来場者で賑わった。会場には「国消国産」をテーマに松本蟻ケ崎高校書道部員が大書した作品を飾った。
千國茂代表理事組合長は「世界的な異常気象やウクライナ戦争など、食を取り巻く環境は激変している。次世代のためにどうすればいいか考えながら、安曇野の秋を堪能していただきたい」と述べた。
店内には、リンゴや梨、ブドウなどの果物のほか、キノコやサツマイモ、大根など実りの秋を彩る食材が並び、カゴいっぱいに買い求める来場者で溢れた。店頭特設ブースでは、自家用に気象災害を受けたリンゴや梨などの被害果をお値打ち価格で販売し、農家手取り確保に努めた。
同市からの来場した女性(62)は「ウクライナ戦争で食に関する心配事が増えた。なるべく地場の食材を買って作り手の農家さんを応援したい」と話した。

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