欧州系ブドウ初の目揃会

JA佐久浅間
クイーンルージュの出荷目安を確認する生産者(9月14日、佐久市塚原中佐都共撰所で)
クイーンルージュの出荷目安を確認する生産者(9月14日、佐久市塚原中佐都共撰所で)

JA佐久浅間では初のブドウ三姉妹出荷目揃会を開いた。これまでJA管内では「巨峰」などの栽培は寒さによる枯死、生育不良が原因で栽培が定着せず、栽培農家が少ないことが課題だったが、2021年に発足した14プロジェクトの一つ「ぶどう栽培振興プロジェクト」で、他JAで長年ブドウを指導してきた森田信一郎審議役を招き、指導体制を強化。栽培技術の総合的な監修と技術員の育成、栽培指導を行う。今後、ブドウ栽培を希望する農家のブドウ棚施設の導入から栽培までの相談機能を充実させることを目指している。
9月14日、初出荷に合わせ佐久市の中佐都共撰所で出荷目揃会を開き、生産者や全農長野、JA関係者16人が参加。
出荷に合わせて出荷の規格、荷造りの方法について説明。栽培を指導する同審議役は「今年の生育は高温が続きブドウの成熟が早まっている。収穫は樹ごとに着色と糖度を確認し慌てず計画的に収穫出荷してほしい」と呼びかけた。
JA全農長野宮坂博史考査役は「栽培指導の基本に忠実で粒も揃っており良いものを出荷している。生産者と手を組みしっかりしたものを出荷していきたい」と激励した。
出荷初日は玉張りの良いシャインマスカットとクイーンルージュが20ケース程持ち込まれた。

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