伊那市役所の伊那市職員労働組合は地元農家を応援すべく労組員を中心に牛肉や豚肉の購入を促し、地産地消に取り組んだ。9月15日、JA上伊那の職員が注文のあった肉を市役所に届け、同組合の矢崎明子書記次長に手渡した。
昨年、同JAは牛肉や豚肉の消費拡大を狙うイベントを実施し、市役所にも消費拡大を依頼した。その際、購入した市役所職員から好評だったことを受け、労働組合から補助を出せば更なる消費拡大になるのではと『「食べて応援!上伊那の畜産」消費拡大運動』を実施。前回、購入することができなかった労組員からも好評だった。
今年は値段を1500円から2000円に値上げしたもののグラム数を増やし、牛ロースステーキ200グラムや牛モモステーキ320グラムなど4種類の牛肉や豚肉を販売。補助が出る労組員のほか補助の対象外にも関わらず、一部の管理職も購入し207人から314パックの注文があった。
矢崎書記次長は「同じ地域に住む者として少しでも地元農家の力になれば」と話した。