実りの秋をともに喜ぶ 松本山雅選手と稲刈り

JA松本ハイランド
指導を受けながら稲刈りをする選手
指導を受けながら稲刈りをする選手

JA松本ハイランドは9月17日、神林地区で管理している「松本山雅田」に松本山雅FCユースアカデミーU-18の選手を招き、稲刈り体験を行った。地元農家で構成する農事組合法人サウスの従業員指導のもと5月の田植えに体験に続き、選手約40人が収穫作業に汗を流した。
体験では同法人の従業員が、鎌の持ち方や稲を刈る際に手を切らないようにするなどの注意点を伝えたほか、稲の束ね方などを説明。選手たちは日頃のチームワークを発揮し声を掛け合い、慣れないながらも協力して作業をすすめた。手作業での収穫後には、同法人従業員の運転するコンバインでの作業を見学。あっという間に稲が刈られて行く様子に選手たちから歓声が上がった。
同アカデミーの選手は「稲刈りははじめてのことで、実際に手作業で収穫を行ってみて生産者の方の苦労を知ることができた。地元のお米をたくさん食べてトップになれるようがんばっていきたい」と意気込み、同法人の村上正彦代表理事組合長は「地元のチームを応援しようとはじめたこの活動も今年で10年の節目をむかえる。選手たちには農業に興味をもってもらうとともに、地元の農産物を食べてJ1昇格を目指して頑張ってもらいたい」と激励した。
今回収穫した「コシヒカリ」150キロは、10月に行われる同クラブのホームゲームで寄贈。寮で暮らすユースアカデミーの選手の食事として提供される。「松本山雅田」は、同地区南荒井農家組合や、同法人の前身組織「稲取会」などの協力で2013年に設置。同JAがオフィシャルスポンサーを務める松本山雅FCを応援するとともに、若い選手に農作業の楽しさを知ってもらう食育活動の一環として始まり、今年で10回目をむかえる。

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