あぐりキッズスクール水稲コース 稲刈り体験大喜び

JAあづみ
たわわに実った稲を刈り取る参加者たち
たわわに実った稲を刈り取る参加者たち

JAあづみは24日、農作業体験を通じて「食」と「農」 の大切さを伝える 「あぐりキッズスクール(水稲コース)」を開講した。小学3~6年生とその家族計18人が参加。秋晴れのもと、黄金色に輝く「コシヒカリ」の収穫体験に汗を流した。
第2回目となるこの日は、安曇野市堀金の広域営農センターでオリエンテーションを行い、同市のコメ農家・青栁聡さんの約30アールの圃場で、5月に植えた「コシヒカリ」を収穫した。
田植えから約4か月間、水管理や草刈りなどの管理作業を行った青栁さんは「暑さによって生育が進み心配事は多かったがいいお米が実っている。ケガの無いよう収穫を楽しんで欲しい」とあいさつした。
田んぼでは、JA職員が鎌の使い方や稲の刈り方のポイントを指導。参加者は、たわわに実った稲穂を掴むと手際よく刈り取り、「うまく刈り取れた」「どうだ~~」などと大はしゃぎで収穫体験を楽しんだ。収穫した稲は畦に運び、はぜ掛け用に麻ひもで結んだ。
松本市梓川から参加した加藤俊くん(9)は「疲れたけど、一度に刈り取れたときは気持ちが良くてすごく楽しかった。早く新米を食べたい」と笑顔で話した。
営農経済事業部の丸山昌則次長は「手作業を体現する事により収穫に至る食の尊さは記憶に残ると思う。お米の有り難さを感じ、感謝の気持ちを持ち続けて欲しい」と願った。
収獲した「コシヒカリ」は7日ほど乾燥させる。脱穀した後、10月下旬開催予定の第3回目の講座で新米5キロをプレゼントする予定だ。

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