JAあづみ2023フォトコンテスト 金賞に石川裕司さん(=松本市小屋南)

JAあづみ
作品を審査する千國組合長(右)と写真家の小口さん(中央)
作品を審査する千國組合長(右)と写真家の小口さん(中央)

JAあづみは19日、安曇野スイス村で~創立60周年記念事業~JAあづみ2023フォトコンテストの審査会を開いた。2023年で30回目。最高位の金賞には石川裕司(=松本市小屋南)さんの「豊穣を祈って」が輝いた。
同JAでは、「国消国産」と「安曇野の伝統や文化を守り次代に繋ぐ」をコンセプトに2025年度の創立60周年まで記念事業を展開している。同コンテストもその一環で「管内の農作業風景や安曇野に息づく伝統(文化・食・工芸・祭りなど)」にスポットをあてたJAらしい写真を募集し、組合員をはじめ管内外のアマチュアカメラマンから60点の応募があった。
審査会では、写真家や映画監督、関連団体などの外部審査員とJA役職員合わせて15人の審査員が色彩の美しさや写真から溢れる表現力などを採点。
審査の末、金賞には石川さんの「豊穣を祈って」を選出。同市三郷明盛の熊野神社の例大祭で、巨大なお船をえい行する人々と黄金色に輝く田んぼ、手前の赤い花をバランスよく納めた作品。人々の営みと地域に息づく伝統を見事に捉えた点が評価された。
受賞を受けて石川さんは「選ばれて素直に嬉しい。今後もイベントの情報収集や構図の下調べを欠かさず、写真にしか納められない一瞬を撮り続けたい」と意気込みました。
写真家の小口和利さんは「テーマを絞ったことでコンテスト自体の濃度が増した。動きのある作品が多く、選びがいがあった」と講評した。
金賞のほか、入選した作品は同JAの2024年度オリジナルカレンダーやホームページなどで使用する。24年度もテーマは変更せず、農作業風景や安曇野に息づく伝統(文化・食・工芸・祭りなど)にスポットをあてた作品を募集する予定だ。

MENU