りんご3兄弟「秋映」出荷始まる 順調な仕上がりでスタート

JAみなみ信州
選果が始まったりんご3兄弟の長男「秋映」
選果が始まったりんご3兄弟の長男「秋映」

JAみなみ信州は19日、松川町の同JA松川インター選果場で“りんご3兄弟”の長男「秋映」の選果を開始した。この日は飯田市、松川町、豊丘村で収穫されたおよそ1トンを選果、荷造りし、中京方面の市場へ出荷した。
「秋映」は黒光りするような濃い赤色が特徴で、同JAリンゴ中生種のトップバッター。同JA営農部によると少雨により若干小玉傾向ではあるが好天が続いたため糖度が高く良い仕上がりだという。今年度リンゴ全体の出荷見込み2,065トンの出荷のうち、秋映については7.1トン(前年比103.4%)を見込んでいる。
同JA営農部果実柿課リンゴチーフの今井悠哉主任は「今年は暑さで着色が遅れていたが徐々に朝晩の気温も低下し順調に進んでいる。甘みと酸味のバランスが絶妙で食味が良い秋映えを多くの皆さまに味わってもらいたい」と話した。
同JAでは秋映えでスタートした中生種“りんご3兄弟”は10月上旬から主力品種「シナノスイート」、10月中旬から「シナノゴールド」へと続く。10月下旬からは晩生種「王林」と「ぐんま名月」の出荷が始まり、11月中旬には主力品種「サンふじ」へと出荷リレーが続く。

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