実りの秋に感謝をこめて 5年生児童に収穫指導

JA松本ハイランド
協力しながら稲を刈る児童たち
協力しながら稲を刈る児童たち

JA松本ハイランド青年部島立支部は9月12、松本市立島立小学校5年生児童51人に、稲刈りとはぜ掛けを指導した。学校近くの約7アールの学校田で5月に植えた「コシヒカリ」を刈り取った。
児童たちは青年部員から「刈る際には指を切らないよう気を付ける」「刈り取った稲は下から15センチの位置で力いっぱい縛る」など刈り取りやはぜ掛け時の注意点を教わり、鎌を手に取り一斉に刈り進めた。その後は二人一組になり、刈り取った稲を数束ずつひもで束ね、はぜ掛けを行った。
児童たちは「みんなで稲刈りしたらあっという間だった」と笑顔で話した。
同支部の横内一志支部長は「今年も猛暑日が続き、生育状況が心配だったが無事に実りの秋をむかえることができた。母校でもある同校の子どもたちにこれからもこの活動を通じて食べ物の大切さを伝えていきたい」と意気込んだ。
同校5年生担任の下平恵里教諭は「しろかきから始まり、夏休み中も児童たちが交代で水の管理を行って今日ようやく収穫を迎えました。自分たちが手をかけて農産物を育てることで食べ物の大切さを学んでほしい」と話した。
同支部では食育活動の一環として同活動のほか、同支所管内保育園への農産物寄贈などを積極的に行っている。11月には収穫祭を予定しており、収穫した新米を同校のグラウンドで炊き上げ、味わう予定だ。

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