シャインマスカット本格化

JAグリーン長野
検品作業が進む流通センター
検品作業が進む流通センター

グリーン長野で9月中旬、ブドウ「シャインマスカット」、「クイーンルージュ®」「クイーンニーナ」の出荷が本格化した。黒系の「ナガノパープル」が出荷最盛期を迎えるなか、出荷解禁を9月10日に設定。黒系の最盛期や他産地の出荷状況なども加味し、生育状況に合わせた出荷で、出荷を急ぎすぎず、9月の3連休以降の出荷を一つの目安にタイミングを図るよう、呼びかけている。
9月15日には、翌日からの3連休中の出荷販売をめざし、長野市松代町の松代農業総合センターと同市若穂の若穂果実流通センター2センターで検品作業を進めた。松代農業総合センターでは、黒系とシャインマスカットの2レーンに分け、担当者が、1箱1箱房型や粒揃い、色、荷造り状況を確認しながら検品。色はカラーチャートと見比べて確認をしながら等級を決定した。センター職員によると、シャインマスカットの出荷量が増えてきており、熟度が進み黄味がかった房もみられることから、日当たりなど園地と房の生育状況に応じて品質優先に出荷を行うよう、出荷物を持ち込む生産者に伝えているという。
営農販売部販売課によると、「シャインマスカット」は8万ケース(1ケース=5kg)、昨年度出荷が本格化した「クイーンルージュ®」は2千ケース、「クイーンニーナ」は6,500ケースの出荷を計画。地元、関東、関西、中京の重点取引市場に出荷し、生産者の手取り確保・向上につなげる考えだ。

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