梨「豊水」初選果 糖度高く酸・甘バランス良好

JAあづみ
選果が始まった豊水
選果が始まった豊水

JAあづみは13日、安曇野市三郷小倉のJA小倉選果所で梨の「豊水」を初選果した。初日は200ケース(1ケース=10キロ)を関西や県内市場に出荷した。
選果前に開いた目揃い会では、営農経済事業部の小林鷹文営農指導員が選果スタッフに大きさや形状、色などによる見分け方を伝えた。選果スタッフは1つ1つ手に取って熟度や傷の有無などを確認。機械センサーが大きさを判定して、秀、優の2等級に分けて箱詰めした。
2023年産は7500ケース(1ケース=10キロ)の出荷を見込む。同JAの梨は「サンセーキ」「南水」と続き、10月中旬まで出荷が続く。
安曇野産の豊水は、糖度が13度前後で果実肥大も良好。酸味と甘味が絶妙なバランスで、さわやかな味の赤梨だ。
営農経済事業部果実課の中村洋一課長は「梨の適正価格を見極める為、市場担当者と他産地の情報共有を図り生産者の手取りに繋げたい。そのためにも規格を遵守した出荷をお願いしたい」と強調した。

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