JA上伊那と上伊那農業農村支援センターは9月7日、南箕輪村のJA上伊那広域野菜選荷場で大豆栽培講習会を、生産者の圃場でドローンによる大豆病害虫防除実演会を開いた。管内の大豆生産者約20人が出席。今後の栽培管理について確認したほか、ドローンを試験的に飛ばし見学した。
2023年産大豆は6月中旬から播種時期となり順調に生育していたが、8月に雨が少なく高温だったため干ばつ傾向となり、開花後の生育が心配されている。
講習会では干ばつの被害を最小限に抑えるため、かん水を行うことや病害虫防除の実施などを説明した。実演会では飛行時間や1度に散布できる面積などを説明したのち、実際にドローンを飛ばし防除の様子を実演した。
同JA営農経済部米穀課の吉原由樹係長は「今やドローンを持っている人もいると思うが、薬剤の選定や気象条件等には注意を払った防除で品質の良い大豆の生産をお願いしたい」と呼びかけた。