こども向けよい食初開催 親子で食育を体験

JA松本ハイランド
バターを作る参加者
バターを作る参加者

JA松本ハイランドの女性参画センター運営会議は8月26日、「よい食こどもひろば」を本所グリンパルで開催した。「よい食こどもひろば」はコロナウイルスが5類に引き下げられたことを受け、緊急事態宣言前に行っていた食育イベントである「よい食パク博」に代わり、新たに計画された屋内イベント。体験を通じて、農産物や地産地消の促進、JAを身近に感じてもらうことが目的だ。当日は、親子連れなど314人が参加し、にぎわいを見せた。
会場では、すいかの重さを予想したり、箱の中にある野菜や果物に触れて何が入っているかを当てるクイズコーナーをはじめ、食について体験できる、乳しぼり、バターづくり、きな粉の石臼挽きコーナーのほか、災害時に役立つ調理法が学べるパッククッキングのコーナーなど、食と農を楽しく学ぶことができる多数の体験コーナーを設置。また、お土産として5つ以上のコーナーを楽しんだ参加者には旬のスイートコーンをプレゼントし、さらにアンケートに答えると生育と収穫を楽しみ、より農業を身近に感じてもらおうと、二十日大根の種を渡すなど、最後まで楽しめる工夫を凝らした。
参加した子どもたちは「すいかの重さ当てですいかが当たった!」「きな粉づくりが楽しかった。また石臼を挽きたい」などと元気よく話し、体験を楽しんだ。また、参加した保護者は「食の学びができるイベントが珍しいと思い、今回参加した。子どもたちの学びに繋がったらうれしい」と話した。女性参画センター運営会議の大島澄子議長は「大勢の方が会場にいらしたことと、参加したお子さんたちから全部楽しかったという感想を聞いて安心した。来年も親子で楽しんで食についても学べるイベントの開催を検討していきたい」と話した。

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