ロシアンオリーブ安定出荷をめざす

JAグリーン長野
生育状況など情報共有する生産者
生育状況など情報共有する生産者

JAグリーン長野花き部会花木専門部は9月13日、「ロシアンオリーブ」の目揃会を開いた。この品目は、同専門部が振興する「ユーカリ」の出荷が始まる前に葉茎を出荷し、手取りの確保につなげようと、近年振興を始めた品目。栽培方法が確立されておらず、専門部員やJA、長野農業農村支援センターなど、みなで知恵を出し合いながら出荷販売用に栽培を進めている。今年で4年目の出荷を迎え、8人が出荷に臨む。
会は、長野市篠ノ井の東部青果物流通センターで開催し、生産者6人が出席。この日初出荷を迎えた出荷物を見本に、皆で取り決めた出荷規格、収穫、荷造り方法などを営農技術員と確認した。収穫は9月中旬から11月まで、落葉前に出荷。葉に穴が開いている場合には、葉を落とし、茎が細いものは階級を下げ、品質を統一するよう説明。また、安定価格での出荷を目指すため、生産者とJAで連絡・調整を取りながら日量を安定させることで安定価格販売につなげることを申し合わせた。生産者の一人は、「今年は去年より収量が上がりそうなので、安定的に出荷していきたい」と意気込んだ。
JAでは、県外2市場に向けて出荷する予定。また、市場や実需者、生産者の意見を踏まえて随時規格を検討。また、専門部員を対象に栽培の輪を広げていく考えだ。

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