JA上伊那は9月9日、伊那市西箕輪のはびろ農業公園みはらしファームで農業体験講座「カミーちゃん農園」の第4回講座を開いた。今年度は今回が最後。参加者はリンゴパイづくりやリンゴ狩りを楽しんだ。
同講座は昨年度から始まり、「地産地消で上伊那のおいしいみっけ隊!」をキャッチフレーズとしている。次世代を担う若者や子どもたちに農業の楽しさを知ってもらうとともに、JAや地産地消への関心を促し地域農業を応援してもらうきっかけをつくることが目的だ。対象は上伊那在住の45歳までとし、今年は20組66人が参加。これまでアスパラガス狩りや花の選花場見学などを通して「食」と「農」について楽しく学んできた。
今回は同ファーム内にある体験交流の家「やってみらっし」でリンゴパイづくりを体験。参加者は煮たリンゴをパイ生地で包み、名前を彫ってオリジナルのリンゴパイを作った。
その後は、同ファームの観光農園でリンゴ狩りを体験。品種は「つがる」で、農園の園主から収穫の説明を受けたのち、赤く色づいたリンゴを選んで収穫した。
昨年度も参加し今年も4回の講座のうち、3回参加した家族は「家ではできないことも気軽に体験できてありがたかった。子どもにもいい経験となりとても楽しかった」と笑顔で話した。