今年も自慢の新米できました 「つきあかり」初検査

JA松本ハイランド
米を検査する飯沼さん
米を検査する飯沼さん

JA松本ハイランドは9月4日、同JA産米早生品種「つきあかり」の初検査を松本市にある女鳥羽ライスセンターで行った。初日は8月28日から9月1日までに収穫した36トンのつきあかりが持ち込まれた。JAの検査員が品質検査を行いフレコンからサンプルを抽出、採集したサンプルを均分して全体を代表する試料を採取する「縮分法」を利用して検査し、水分量や整粒率、胴割れ米の有無を専用の器具や目視で確認。今年の著しい高温と干ばつの影響による品質低下が懸念されたが、整粒率は70%を超え、全量を最高位の1等米に格付けた。
「つきあかり」は、さっぱりとしておいしい味わいが特徴の早生品種。主力のコシヒカリよりも早く収穫ができることから、新規に栽培する生産者が増えている。去年と比べ、作付面積は5ヘクタール、出荷予定数は9トン増加した。今年度、同JA管内で生産している「つきあかり」は、9月末までにかけて44ヘクタールで約228トンの収穫を見込む。
同JAの検査員で女鳥羽支所米穀指導員の飯沼崇さんは「今年の季候は米にとって厳しく、良い米ができるか心配していたが、全量が1等米の規格に収まり安心している。米の時期が終わるまで丁寧に検査し、無事にいい米を届けたい」と話した。

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