JAみなみ信州グループ会社の(株)市田柿本舗ぷらうと営農部担い手支援室は、JA長野県農業労働力支援センターが行う農業インターンに実施地域として協力し、就農や農業に興味を持ち参加した関東方面の大学生4年生ら3人を受け入れた。8月29日~31日の2泊3日の日程で行い、昨年につづき2年目の取り組み。南信州の概況や当JA推奨品目の夏秋きゅうりと市田柿栽培、JAと市町村で行う南信州担い手就農研修制度について説明。同研修制度卒業生の圃場で体験を行い、農作業を体験しながらこの地域で営む農業の楽しさや魅力、農業とは「食糧」であるとことを伝えた。
インターン生は地域の農業概要、研修制度などについて説明を受け、研修卒業生の矢野賢太郎さん(喬木村・第1期生・就農4年目)、板敷樹人さん(豊丘村・第3期生・就農2年目)の圃場で夏秋きゅうりの収穫と葉かき作業、市田柿の摘果作業を体験した。また野菜・果実・花卉など同JA管内の農産物が一堂に集まる同JA総合集荷販売センターでの出荷作業や朝6時からきゅうりの収穫作業も体験した。2日目の研修終了後には懇親会も行い研修卒業生との交流を深めた。
参加した学生は「地元の方や農家さんと話す機会も多くあり、農業の大変さや楽しさはもちろん、地域や人のあたたかさを感じることができた」や、「農業者不足の課題解決や地域農業を発展させていくうえでも研修制度は重要な取り組みであると思った。農業に携わる職により魅力を感じた」と振り返った。
インターン生を受け入れた矢野さんは「多くの方に支えてもらい、楽しみながら農業ができていることを伝えたい。この地域では就農のサポートがしっかりしていて、仲間も多くいる。農業の大変さだけではなく楽しさや魅力が伝わり、将来的に農業に携わってもえたらうれしい」と話した。