糖度高く最高の仕上がり 地元生まれの赤梨「南水」初選果

JAみなみ信州
選果作業が始まった南水
選果作業が始まった南水

JAみなみ信州は6日、同JAいいだ果実選果場(飯田市上郷)と同JA松川インター選果場(松川町)で赤梨「南水」の選果を開始した。例年より10日ほど早く、昨年より3日早いスタートとなった。この日いいだ果実選果場には、同市で収穫された南水276コンテナ(1コンテナ約9kg)が、松川インター選果場には松川町、高森町、豊丘村で収穫した174コンテナが持ち込まれ、同JA直売所、関東、関西方面の市場へ出荷した。
南水は長野県南信農業試験場で生まれた赤梨で、糖度が高く日持ちが良いのが特徴。地元生まれの優良な梨として同JAが自信を持ってすすめる品種で同JA梨の主力品種。同JA管内では30年ほど前から栽培をしている。同JA営農部によると、雨が少なくやや小玉傾向だが、十分な日照があったことから平均糖度14.6度と高く甘い仕上がりになっている。今年の出荷量を156,000ケース(1ケース5kg、昨年実績181,100ケース、前年比86.1%)としている。同JAでは10年ほど前から南水の台湾への輸出事業にも取り組んでおり、今年は11,000ケースの輸出を計画する。
同部果実柿課の梨チーフ、牧野友宏主任は「今年の南水はここ数年で最も糖度が高く甘い仕上がり。南信州が誇る甘くおいしい梨をぜひ多くの方に食べてもらいたい」と意気込んだ。

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