JA松本ハイランド島立支所と同支所農家組合長会は支所協同活動の一環として、管内保育園児にスイートコーンの栽培体験を行っている。地元の農産物や農業の大切さについて知ってもらおうと2015年から実施し、今年で9年目をむかえる。
9月5日、同支所管内にある和敬保育園の園児20人を招き、スイートコーンの収穫体験を行った。昨年までは8月上旬にこの活動を行っていたが、今年から園児たちの熱中症予防のため9月に開催時期を変更した。園児たちは営農指導員が実際に収穫する様子を真剣なまなざしでみつめ収穫のしかたを学んだ後、同支所農家組合長や女性部島立支部部員、JA役職員らのサポートを受けながら、ほ場の中を自由に探索して、たくさんのスイートコーンを収穫。「採るのたのしい!」「食べるの楽しみ~」と大きく育ったスイートコーンを抱えながら歓喜の声をあげた。収穫したスイートコーンは園児たちが持ち帰り、自宅でそれぞれ味わう。
同支所の犬飼仁支所長は「この取り組みは食育活動の一環として毎年行っている。こどもたちの良い思い出になってくれればうれしい」と期待を込めた。同園の藤原佳絵先生は「たくさんの方の力を借りて収穫体験ができることは本当に貴重な経験。これからもこの活動を続けていってほしい」と話した。