需要期前の点検で安全安心を確保

JAグリーン長野
生育・栽培室内を点検する職員
生育・栽培室内を点検する職員

JAグリーン長野は9月5日から8日にかけ、キノコ生産工場の衛生点検を行った。JA営農販売部担当とJA全農長野北信生産販売課・きのこ課担当あわせて3人が、キノコ生産者の工場を訪問し、点検。秋冬の需要期に安全安心なキノコを生産・出荷するための取り組みだ。
5日はブナシメジ生産者2社と、ナメコ生産者1社で点検。「異物混入防止対策」に向けた33項目を施設内外で、ガラス類破損防止対策6項目を栽培室、栽培棟通路、荷造り室、冷蔵庫でチェック。3段階(実施している・改善が必要・実施していない)の項目で評価した。ブナシメジ生産者の工場では、生育・栽培室は丁寧に清掃がされており、昨年指摘した補修箇所も修繕されていることを確認。包装室では、出荷用ダンボールの保管方法について改善事項を指摘した。また、通路の保管物について、防虫の観点から整理・処分等も指摘。指摘を受け生産者は「整理整頓を見直して、今週末から来週始まる出荷に向け、良いキノコを出荷できるようにしたい」と話した。
JAでは、今回の指摘事項を踏まえ、改めて担当者が定期的に訪問し、取り組み・改善点の点検や生産者との情報共有しながら、安全安心なキノコの出荷につなげる考え。9月中下旬以降の本格出荷に向けて生産者の意欲向上を図りたい考えだ。

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